株価の底を捉える技術

暴落から上昇までの株価の流れとは

株価の底を読んで上昇を狙う

株価が底を打つまでには、たくさんの変化を経る必要があります。

株価には、人の心理が作用するという性質上、下落は一気に上昇はじわじわという特徴があります。

ですので、株価が下落を終息させ、落ち着きを取り戻す為には、「もう買っても大丈夫だろうか?」という安心した人が、「ヤバイ、まだ下がるかもしれない」という人以上に出現しなければいけません。

では、どの様に人が安心した心理面をチャートから読み取り、株価のより底値で買う事ができるのでしょうか。

今回は、こうした株価が底を形成するまでのストーリーと、それに応じた建玉の操作について解説していきたいと思います。

株価が天井圏から下落する状態になる時には、移動平均線も下に傾き始めます。

まず、今まで上を向いていた短期の5日線が下を向き、それに従って中期の20日線が横を向き始めます。

株価の下落が連続で続くと、株価は5日線の内側にある状態をキープする様になり、そうした時に大陰線が出現したります。

これは、力のある投資家が利益確定、或いは下落相場と読んで大量の売りを出したという事です。

その後、今度は窓を空けての大きな下落というパターンが来たりします。

これは、前日の大陰線を見て下落を恐れた一般の投資家が、ヤバイと感じて売ってきたという様な状況です。

そうなってくると、株価の下落はジェットコースターの様に急降下していきます。

そして、横を向いていた20日線も5日線と同様に下を向いた状態となります。

何ヶ月もかかって上昇したにも拘らず、下がる時は数日間の出来事ですので、損をしたくないという人の心理というのは、本当に大きいという事がこうした動きの中でも読み取れます。

では、この株価が上昇する為には一体何が必要なのでしょうか。

それはやはり人の安心感です。

5日線の下をどんどん下落していく途中で、ある日5日線の上にローソク足が出る事があります。

それは陰線かもしれませんが、下落相場の中で明らかに変化したという事が分かります。

これは投資家心理上、「これだけ下げたしそろそろ上昇するかな」といった感情でしょう。

しかし次の日、予想を裏切りまた下落。こうした、上昇と下落を何回か繰り返していくうちに、だんだんと下げの勢いが弱まってきます。

そんな時、株価の位置をチェックすると、前の下値や節目付近である事がよくあります。すると、今まで下を向いていた5日線が横を向き、遂に陽線がちらほら出現し始めます。

陽線が出始めたという事は、買い目線の投資家が増えたという事ですね。そして、陽線が連続して出現し、5日線を跨いだ状態となります。

そうなった時、いよいよこれから上昇?!という予感となります。

全てがこの形になるという事ではありませんが、下落から上昇開始までの流れは、基本的にこうしたパターンが多く存在します。

では、下落していく段階から買いに転じるまで、どの様なポジションで株を持っていれば良いのでしょうか。

まず、下落と読んだ時点では、当然空売りが入っています。下落途中、まだ上の方であれば空売りを追加してもいいでしょう。

次に、下落が続き陽線が出た辺りで一度買いを入れます。そしてもう一度陽線が出た辺りで買いを追加します。

この時、売りと買いが同じ玉数で、株価もある程度底値付近と思える状態なら、次に陽線が出た段階から、売りを切って買いを追加していきます。

そして、5日線を跨いで陽線が出た時点で、更に買いを追加して売りを全部切るという形にすれば良いでしょう。

建玉の操作は、理屈では簡単ですが、実際にはとても難しい方法です。

教科書通りにできる様になる為には、何回も何回も訓練する必要があります。

しかし、一度身に付けたスキルは一生の財産となります。

練習に練習を重ね、株職人を目指しましょう。