INPEX(国際石油開発帝石)【2021年11月26日】

現在監視中の銘柄「INPEX」について考察していきます。

証券コード:1605
主市場:東証1部
時価総額(百万円):1,419,917百万円
東証33業種:鉱業

【現在までの値動き】

・2021年11月19日の時点で長めの陽線で反発し、20日線に到達する形となった。

・前日に出た陰線のおおよそ始値まで回復したが、ローソク足の並びから次の値動きが上昇とも下落とも言い難い雰囲気を感じていた。

・後日11月22日に窓開けの陰線コマで下落し、下ヒゲが900円の節目且つ60日線地点に届く様な形となった。

・節目と60日線というポイントが反発の起点となり、11月24日に窓開け陽線で上昇した。しかし、終値が5日線で押さえられており、950円の節目付近であった事からこのまま上昇が続くとは判断できない状況にあった。

・上昇が続かないだろうと判断したが、翌日の11月25日は陽線で連続して上昇となった。しかし、この時点で移動平均線は5日線が20日線の下にあり、角度からは「くちばし」ではないものの、やはり上昇が期待できない形を表していた。

・その様な雰囲気の中、翌日11月26日は陰線が生じ前日の始値まで下がる形となり、再び950円の節目で終値を付けた。

【株価動向考察】

月足チャート

・移動平均線の並びは上昇トレンドを示す形であると考えている。しかし、現時点で60ヶ月線且つ1,000円の節目に上ヒゲが当たっており、ローソク足は先月の陽線終値に並ぶ形で小さな陰線となっている。

・チャートの状態から考えると、長期的には上昇トレンドになるが短期的には一度下落すると予測する。

週足チャート

・10月22日の週から陰線で横這いが続き、ついには11月26日の週で大きく下落となった。

・しかし、下ヒゲが900円の節目で止まり陽線で反発している事から、そこまで弱い状態でない事が分かる。ただ、今まで上を向いていた5週線が横を向き950円の節目で足踏み状態と感じられる事から、1,000円の高値まで再び上昇するには時間がかかりそうである。

・移動平均線の向きに関して言うと、間もなく60週線が100週線を下から追い抜きそうであり、長期的には上昇トレンドになると予測している。

日足チャート

・5日線の動きに注目すると、高値と底値が揃っており、これをボックスと捉えるならば上昇に繋がりそうである。

・しかし、11月22日から3日間の上昇で下落した事と、一度900円付近まで下落した事から考えると、下落傾向が強いと判断せざるを得ない雰囲気である。

・移動平均線の並びに関しては、5日線と20日線が交差を繰り返している状態であるが、PPP完成からまだ1ヶ月弱という事もあり長期的には上昇トレンドになる可能性も十分考えられる。

【今後の値動き】

・短期的には下落するが、900円の節目が再びポイントになりそうである。その地点からの値動きに注目した玉の切り替えが今後の勝敗を分けるかもしれない。

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