INPEX(国際石油開発帝石)【2021年12月10日】

現在監視中の銘柄「INPEX」について考察していきます。

証券コード:1605
主市場:東証1部
時価総額(百万円):1,419,917百万円
東証33業種:鉱業

【現在までの値動き】

12/3

・始値903円で陽線となった事で、直近の値動きから推測すると、900円の節目がどうやら下落と上昇のポイントではないかと判断していた。

12/6

・陽線で上昇し、5日線が60日線と「ものわかれ」になり、更にローソク足が完全に5日線の上に出た事で「下半身」になり、上昇のサインを示す値動きとなった。

12/7

・窓を開けて再び上昇し、ローソク足が20日線を越える結果となった。この時点で陽線での上昇が3日間連続で続き、1,000円に向かう相場の雰囲気を感じた。

12/8

・再び上昇に向かい、この時点で4日間連続上昇となった。前の高値且つ1,000円の節目付近まで株価が戻ったが、始値994円の終値989円で陰線となった事で、上昇への勢いはやや落ち着いた感じを見せた。

12/9

・陽線ではあるが前日と並び、この辺りで横這いとなる雰囲気を作った。

12/10

・上ヒゲ陰線で前日と横並びとなった。高値が1,000円に達した事で1,000円に再び挑戦する可能性はあるが、この時点で前の高値10月18日の陽線と、11月17日の陽線を繋ぐ3点のトリプルトップを形成しており、このまま下落の勢いが増す相場になると、暴落に繋がる可能性も見えてきた。

【株価動向考察】

月足チャート

・陽線で60ヶ月線の下まで上昇してきており、且つ10ヶ月線と20ヶ月線も上向きである事から、何度か下落を繰り返す事があっても上昇に向かう形であると考える。

週足チャート

・60週線が100週線を完全に下から抜き、且つ5週線が10週線と「ものわかれ」になりそうな雰囲気を作っている。また、陽線で2週間連続上昇しており300週線に何度もトライしている事から、上昇の可能性を感じる事ができる。

日足チャート

・月足と週足からは上昇サインを読み取る事ができるが、日足で考えると下落の可能性もある。

・現時点で移動平均線は「PPP」となっており、完全な上昇相場と言える。しかし、1,000円の節目付近で上昇が一旦止まり上昇の勢いが弱まった事と、トリプルトップが重なった事で、短期的な値動きを考えると下落とも判断できる。

・別の見方としては、3点の高値圏がトリプルトップではなく下値900円と上値1,000円のボックスと考える事である。そうすると、上げ下げの中の高値圏という見方ができ、月足と週足からの予測通り、上昇の可能性を保つ事ができる。

【今後の値動き】

・短期的には下落するが、中期的には上昇すると考える。1,000円の節目に注目した建玉の操作が必要である。

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