2つの移動平均線で大相場を取る

目次

投資家思考で移動平均線の行方を想像せよ

「N大」ニチダイを予想できれば大儲けのチャンスあり?

相場式投資法は、私黒乃が実践している投資手法ですが、チャートに表示させる移動平均線が短期線の3日線、5日線、7日線、10日線、中期線の20日線、30日線、長期線の60日線、100日線、300日線になります。

期間の区分は私の判断ですので、特に気にしなくて大丈夫です。

今回登場する相場式の、相場を制する目印が「N大」です。

これは、「ニチダイ」と言って、値動きが作り出す5日線の動きがアルファベットのNの様になる事から、そう呼ばれています。

このN大というのは、考え方は「ものわかれ」と同じですが、違うところは、5日線が下から20日線を突き抜けた後に発生するという所です。

つまり、20日線を下から上に突き抜けた5日線が、一度20日線付近まで下落したものの、割り込む事なく反転上昇する動きです。

そして、逆に20日線を上から下に抜けた5日線が反転上昇して20日線付近まで上昇するものの、上抜ける事なく再び下落する動きが「逆N大」になります。

このN大や、ものわかれは、チャート上で形としてはっきり分かるので、初心者の方でも安心して玉を入れる事が出来る目印だと思います。

例えば、下落局面でずっと下げてくると、ローソク足の動きがだんだんと弱くなってきます。

その時過去のチャートを見ると、前の底値に株価がほぼ並んでいる様な状態になってきます。

そして、それがしばらく続くと、少しずつ上昇の気配が見られてきます。

ローソク足が陽線で連続2本以上続く事が多くなり、4日か5日ぐらい上昇した後に4日か5日下落。

そのパターンを何回か繰り返した後に、今度は下落した下値が前の下値を割らずに上昇する様になります。

そして、その上昇も前の高値を越える様になり、いよいよ5日線が20日線を下から抜く瞬間がやってきます。

下落している最中は、5日線が20線に届いたとしても、反発して再び下落に向かっていた事が想像できるでしょうか?

そうなった時、「よし、このパターンはN大の前兆だ」という様に、予想する事が出来ると思います。

逆N大の場合は下落相場ですので、上昇相場がじわじわ上がるのに対して、下落相場はドカンと下がる事から、もしも逆N大のシグナルを早くから発見して、売り玉を仕込む事が出来れば、大儲け間違い無しです。

逆N大は、買いの含み益を確定するかしないかという投資家心理の境界線とも言えるでしょう。

その境界線で下に行くのなら、やはり売られたという証拠ですね。ここは躊躇せずに、強気の売りで勝負です。

私にとって、株式投資は心理学と同じ。だから大好きなんです。まさに人生そのもの。

上がったり、下がったりを繰り返し、やがてどちらか一方に進む。そして、その方向に進む理由は必ず存在する。

それは個人が下す決断と同じ。

自分の意志で、自分だけの責任で人生を形成していく。

これほど素晴らしい生き方はありません。

私はそう思っています。

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